↑マカオグランプリのコースはギア・サーキットと呼ばれ、11月の中旬にフォーミュラーカーがマカオ市内を全力疾走する。
マカオ・グランプリ(澳門格蘭披治大賽車)
マカオ・グランプリは、1周6.2㎞の市街地をレースすることで有名なグランプリだ。1954年から行われている伝統あるレースでもある。
元来、マカオ・グランプリは公式なレースではなく、フォーミュラカーが轟音で風を切り裂き走るといった現在のレースとは程遠いものであった。
しかし、1983年にF3マシンが導入され、それ以降マカオ・グランプリは世界的に名誉あるものとなっていったのである。
1983年にはアイルトン・セナが優勝し、1990年にミヒャエル・シューマッハが優勝している。
2000年にマカオの無所属選手アンドレ・クートが地元で優勝を飾ったことは、マカオ市民の誇りであった。このように、無所属の選手が優勝できたのは、マカオ・グランプリのサーキットを誰よりも熟知していたということが挙げられるだろう。整備されたサーキットと違い、市街地でのレースとなるマカオ・グランプリは、その地形が完全に頭に入っていないといけないということだ。マカオ・グランプリの難関さを物語る逸話である。
それでは、マカオ観光でマカオ・グランプリを観戦したい人のために、時期と観戦ポイントを特記しておこう。
マカオ・グランプリが行われるのは、毎年11月の第3週の木曜日から日曜日に行われる。
スタート地点は、フェリーターミナル近くのグランプリ・コントロールタワー前だ。
観戦するにあたってこの周辺は、スタート時とゴール時のどちらでも興奮できる良スポットだ。また、人気の観戦ポイントとして、リスボアコーナーと呼ばれるカーブがある。
このカーブはマカオ・グランプリで最も急なカーブが配置された場所で、ここを曲がりきるまでに前に出られるか否かで勝負が決まってくるために、レーサーは命がけで好ポジションを狙う。そのため事故続発で危険な場所でもある。
しかし、マカオの代名詞とも言えるカジノ・リスボアを背景としたここでの熱戦は、まさにマカオ・グランプリの醍醐味となっている。
さらに、東洋望洋山もエキサイティングな観戦ポイントだ。東洋望洋山に到達する頃には、レースに相当の差がついており、壮絶な駆け引きが繰り広げられる。
観戦場所によってはチケットが早々に完売してしまうこともあり、事前に確認が必要だ。特に超人気のリスボア・スタンドで観戦したい人は、余裕を持ってチケットを取ることをおすすめする。
その他にも、マカオ・グランプリではオートバイレースや一般車を改造した「世界ツーリングカーレース選手権」も行われる。
一番人気はもちろんメインレースのF3だが、チケットが売り切れで取れなかったという人はこちらを観戦しても十分楽しめるはずだ。
フォーミュラカーにせよ一般車にせよ、公道を使ってのレースなんてめったに見られないのだから!
ウェブサイト
マカオグランプリ・コミッティー オフィシャルサイト:
www.macau.grandprix.gov.mo/
開催時期
毎年11月の第3週の木曜日から日曜日